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公的な私、私的な私

内田樹さんのブログ記事

「公共性と痩我慢

について」

を読んで、

一昨日、立ち話ながら

話してたことのうち、

自分が伝えたかった

ことが書かれている!

と感じた箇所に瞠目した。


それは…

高橋源一郎さんが

語ったことを内田さんが

採録された箇所にあった。


「ぼくは、いつも

『公と私』はどう区別

すればいいのだろうか、

とよく思う。

『公共』というような

言葉を使う時にも、

自分で意味がわかって

いるんだろうかと思う。

そのことを考えてみたい。


この問題について、

おそらくもっとも優れた

ヒントになる一節が、

カントの『啓蒙とは何か』

という、短いパンフレットの

中にある。それは

『理性の公的な利用と

私的な利用』という

部分で、カントは

こんな風に書いている。


『どこでも自由は

制約されている。

しかし啓蒙を妨げて

いるのは…

どのような制約だろうか。

そしてどのような

制約であれば、

啓蒙を妨げることなく、

むしろ促進することが

できるのだろうか。


この問いにはこう

答えよう。人間の理性の

公的な利用はつねに

自由でなければならない。

理性の公的な利用だけが、

人間に啓蒙をもたらす

ことができるのである。


これに対して

理性の私的な利用は

きわめて厳しく制約

されることもあるが、

これを制約しても

啓蒙の進展がとくに

妨げられるわけではない。


(中略)


では『私的』ではない

考えなどあるのだろうか。

なにかを考える時、

『枠組み』は必要では

ないだろうか。

カントの真骨頂は

ここからだ。


『公的』であるとは、

『枠組み』などなく

考えることだ。

そして、

一つだけ『公的』である

『枠組み』が存在

している。それは

『人間』であることだ。


『啓蒙とは何か』の

冒頭にはこう書いてある。

『啓蒙とは何か。

それは、人間がみずから

招いた未成年の状態から

抜けでることだ。

未成年の状態とは、

他人の指示を仰がなければ

自分の理性を使うこと

ができないということ

である。


人間が未成年の状態に

あるのは、理性がないか

ではなく他人の指示を

仰がないと、自分の

理性を使う決意も勇気も

もてないからなのだ。


だから、

人間はみずからの責任に

おいて、未成年の状態に

とどまっている

ことになる。』


『自分の頭で』

『いかなる枠組み

からも自由に』考える

ことの反対に

『他人の指示を仰ぐ』

ことがある。


カントは別の箇所で

『考えるという面倒な

仕事は、他人が

引き受けてくれる』

とも書いた。


それは、

既成の『枠組み』に

従って考えることだ。

それが

『公的』と『私的』との

違いなのである。」


他人に命令される

ことなく、自分の意志で

『枠組み』にとらわれず

自由に理性を行使する。

つまり、考え行動する。


自ら考え行動せず、

『未成年の状態』に

ありながら、

「なるようになる」と

思っているコトを

自分は「甘い!」

と言った。


私事であっても、

『枠組み』にとらわれず

自由に理性を行使する。

それは立派に「公的」

な私であるはず。


それは、

社会を構成する

一市民としての

行動なのだから。


人を笑顔にする。

笑顔でいるコトも、

確実に「公的」な私

の立派な役目なのだと

思いますよ!

o(*^▽^*)o

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コメント

夢は叶わなかったけれど 絶望の時
            傍にいることができたから それでいい

   そらみみ のようにスラスラと聞こえました。

            何現象でしょう?


                   

投稿: 一光 | 2010年10月22日 (金) 23時15分

一光さん、いつもコメントありがとうございます!

「そらみみ のようにスラスラと聞こえました。
何現象でしょう?」
さて、何現象でしょう??

それはきっと記憶の中から選ばれた言葉。
傍にいることの大切さを想う心が、
記憶の中にある引き出しから探し当てられた言葉。

それは、傍にいてほしいという願望充足
なのかもしれませんが、
傍にいてほしいという言葉ではなく、
「傍にいることができたから それでいい」
という言葉だからこそ、
素敵な言葉だと自分は思います。
(*^-^*)

いつもいつも素敵なコメント
本当にありがとうございます!!

急に寒くなりました。
どうぞお風邪など召しませぬよう、
ご自愛くださいませ。

投稿: ひさ | 2010年10月27日 (水) 07時27分

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