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『予防接種は「効く」のか?』

正月も明けて7日目。

年末同様、今朝も寒い。

(≧m≦)


そんな季節は、

インフルエンザの流行が

気になるところ…

(゚ー゚;


ところで、

お正月の短い休みを

利用して、買いだめした

本を一気に読んだ。


その中の一冊、

岩田健太郎さんの

『予防接種は「効く」

のか?−ワクチン嫌い

を考える』は秀逸だった。


岩田さんの知性の豊かさが、

本からにじみ出るような

そんな印象を覚えた。


この本は、

赤ちゃんが生まれ

わが子に予防接種を

受けさせる側の人には

是非読んで頂きたいと思う。


それは、

ワクチンのリスクと

ベネフィットについて

わかりやすく述べてある

だけでなく、予防接種に

対する「構え」についても

岩田さんの意見が

明確に書かれていて、

その「構え」がとても

重要だと思うからです。


以下に一部を採録します。


「GHQ主導で作られた

予防接種法ですが、

突貫工事で作られた

こともあって、

たくさんの問題点が

ありました。

その一つに『ゼロリスク』

という前提があります。


当時、義務接種であった

予防接種ですが、

なんと補償制度が

存在しなかったのです。


つまり、

強制的にワクチンを

接種せよと国が命じて

おきながら、何か副作用

が起きたときには補償は

ありませんよ、という、

今から考えるとかなり

乱暴なシステムでした。


副作用が起きても

補償がない…なんていう

話は納得がいきませんよね。

この問題を払拭するために

考え出された苦肉の策が、

『副作用なんて起こり

えない』という

ゼロリスク神話でした。


万が一有害事象が発生

しても、『これはワクチン

の副作用ではありません。

あなたが特異体質だった

から仕方なかったんです』

という説明がなされました。


(中略)


『ゼロリスク症候群』は、

国・政府だけの病では

ありません。ワクチンを

受ける側の国民も、

『国がやっている予防接種

事業なのだから絶対に

副作用があってはいけない』

という『ゼロリスク症候群』

にかかってしまいました。


ワクチンというのは

ある物質を(多くの場合)

注射で体に打ち込む、

極めて不自然な行為です。

アレルギー反応を初めと

するあれやこれやの副作用

は、わずかながら必ず

存在します。しかし、

その副作用が『あたかも

ないかのように』

振る舞っていた国と国民の

態度が、戦後日本の

医療のあり方に暗い影を

投げかけてきました。


ゼロリスクというのは

ありえない幻想に

過ぎません。したがって、

この理論はいずれ破綻します。

ワクチンのみならず、

医療行為は必ずリスクを

伴います。


(中略)


医療の本質は、この

『リスクを超える利益を

得るためのトレードオフ』

の行為である、という

点にあります。


この本質を見失ってしまうと、

『ワクチンの副作用では

ありません、あなたの特異

体質なんです』という

『詭弁』が生じます。


『私は責任とれませんから、

あなたの自己責任でやって

ください。ここに同意書が

ありますから、サインを

どうぞ』という『丸投げ』

が生じます。『副作用なんて

知りませんよ』という

『隠蔽』が生じます。

『おまえの責任だ』という

『糾弾』が生じます。


詭弁、丸投げ、隠蔽、糾弾

のいずれも、日本という

国の政府と国民が共有して

きた『ゼロリスク症候群』

の典型的な徴候なのです。」

(@岩田健太郎『予防接種

は「効く」のか?』)


受け身ではなく、能動的に、

リスクとベネフィットを

理解して、リスクを最小限に

抑え、さらにベネフィットが

得られるように行動する。


それは、医療だけの

ことではないはず…


あらためまして、

ブログに触れて頂いた

みなさまにとりまして

2011年も災厄は最小限に

利益は最大限に得られる

ような1年でありますように

心からお祈りいたします

(* ̄ー ̄*)


みなさま、よい週末を!

o(*^▽^*)o

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